TOMOKO.先生のブログ

イギリスや海外での一コマを皆さんに紹介します。 写真は残念ですが掲載できません。 更新は毎週土曜日の予定です!

ポンペイのアルベルトさん

ナポリ(イタリア)🇮🇹の南東で あの有名なイタリア民謡「帰れソレントへ」で有名なソレントの町との間に ポンペイ(Pompeii)の町があります

 

ポンペイ」という地名を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?

 

たぶんほとんどの人が ヴェスヴィオ火山🌋関連で聞いたことがあると思います

イタリアは日本とおなじく火山国です

 

ウィキペディア(Wikipedia)のよりますと およそ2,000年前の西暦79年8月24日のヴェスヴィオ火山の噴火🌋で完全に地中に埋まった町です

今では発掘もすすみ(まだ進行中です) 広い範囲が観光地として世界駅に有名になり 長い間 世界中から観光客をひきつけています

 

今日はその遺跡の話ではなく そこで通訳をしているアルベルトさん👱🏻‍♂️の話です

 

アルベルトさんはポンペイ遺蹟の(国家資格を持った)ガイドさんです

 

私が行ったときには イタリア政府は南イタリアの失業対策として ポンペイの遺跡観光には必ずイタリア人のガイドを付けなくてはいけないと決まっていました

なので ツアー客も個人旅行者も関係無く 各グループにイタリア人のガイドさんが1人つきました

 

YouTubeなどをみると いまは自由に観光しているようです!)

 

その時は アルベルトさんが私達の担当でした

 

アルベルトさんは イタリア語はもちろん 英語 そして日本語を少し話しました!

ガイドになる以前は弁護士をしていたそうです

 

イタリアはキリスト教のそれもカトリックの国(バチカン🇻🇦を頂く最高峰のカトリック国)なので 離婚はなかなかに難しく それなのに 離婚担当の弁護士も多いそうです

 

アルベルトさんは 一生懸命勉強して弁護士資格を取って弁護士になった後 離婚問題を担当してからというもの すっかり弁護士業が嫌になってしまったそうです

 

毎日毎日 離婚する為に 夫婦同士が言い争いを聴くのが嫌になってしまい まずまずのお金を貯めてから  英語と日本語の勉強を始めて試験を受けて 70歳になってから ポンペイの遺跡の国家ガイドになったそうです

 

当時 イタリアの旅行ガイドは国家試験が必要だったので 国家試験を合格しやすい日本語で受けて合格したそうです❗️

 

(イタリア語は 日本ではローマ字として使われているように日本語の音に近いので 他の言語に比べれば勉強しやすいとは思いますが 遠く離れた国の言葉だし 文法も全く異なっているので 日本語学校に通っていちから勉強したそうです❗️)

 

弁護士って わたしの中ではスーパーエリートの職業という感覚だったのですが どの職業でも大変なんだと ここイタリアに来て始めて知ったのでした❗️

 

2つ目の仕事(ガイド)に真面目に取り組んでいるアルベルトさんは いまも元気にポンペイの遺跡を案内しているのでしょうか❓

 

ポンペイを訪れる機会のあるかたは 「本弁護士のアルベルトさん」が元気か見てきてください

 

ポンペイの遺跡の話はまた機会があるときに❗️