TOMOKO.先生のブログ

イギリスや海外での一コマを皆さんに紹介します。 写真は残念ですが掲載できません。 更新は毎週土曜日の予定です!

ロンドン塔 宝物

先日の「ロンドン塔のカラス 行方不明」関連で 引き続き「ロンドン塔」🏰のお話です🇬🇧

 

ロンドン塔はテムズ川沿の かの有名なイギリスのシンボル「タワーブリッジ」のたもと...というか すぐ横 ... タワーブリッジを渡ったところにあります

 

正式名称は "Her (His)Mejesty's Royal Palace and Fortress of the Tower of London "🏰です

 

Royal Palace とあるので かつては国王(女王)👑の居住地で また Fortress となるので かつては城塞でもありました

 

今年1月には「カラス」がいなくなったニュースで 世界を騒がせたロンドン塔ですが ロンドン塔の最大の見ものは(私にとっては)王冠👑 宝飾品💎💍の保管されている Jewel House (ジュエル・ハウス)でした

 

テレビでも折につけて放送される 現イギリス君主のエリザベス女王戴冠式で着用した王冠👑や王笏 そしてその他の宝石類を見ることができます

 

(でも 今 落ち着いて考えると ひょっとして当時「本物だ!」「すごいな!」と思ったものは パリのルーブル美術館と同様に 本物の宝石💎を精巧なレプリカに変えて はめ込んだものではないかと思うのです❗️

だってですよ あんなに警備の少ない場所で 本物を保管するはずはないですものね😂

本物はきっと 厳重にどこかの銀行かなんかに保管されているのですよ🤣)

 

でも 本物でないにしても ... すごいんですよ😍

 レプリカにしても 光に照らされた輝き⭐️✨✨✨

 

戴冠式とか議会の開会式で女王がかぶる王冠 「大英帝国王冠」 Imperial State Crown には ななななんと 2,868個のダイヤモンド💎 273個(英語の文献では269個)の真珠 17個のサファイア 11個のエメラルド 5個のルビーがついているのです👑

 

それも それぞれの大きさが半端ではなく 名前がつけられるほどの歴史的な価値も高いのです ー もちろん値段もつけられないほどのものばかりです😱

 

まず真っ先に目に入るのは 超巨大なルビーです❗️

 

大きさは140カラットで この王冠を見たときに一番強い印象を持つはずです😳

この最大級のルビーは残念ながら ルビーではなく本当はレッドスピネルであったことが判明しましたが 「黒太子のルビー」Black Prince's Rubyと名付けられています

名前の由来は14世紀半ばにエドワード黒太子が カスティーリャの王から譲り受けたことから来ています

 

 (ちなみに「黒太子」は14世紀の王太子でフランスとの百年戦争で活躍しました 

諸説ありますが 一番知られているものでは 黒色の鎧を着ていたからというのがあります)

 

 そのルビーの下に燦然と輝くのが 超有名なカリナンダイヤ The Cullinan 💎です

 

元々は3106カラット ー 今なら時価2600億円だそうです ー あったという南アフリカ原産のダイヤでしたが エドワード7世(有名なビクトリア女王の息子さんです)の希望で有名なアッシャーダイアモンド社にたくされて およそ100個にカットされたのですが もっとも大きい9個には番号がつけられ カリナンI (推定価格440億円)は王笏に カリナンII が王冠に使われています

 

このカリナンII がルビーの下を飾っているダイヤで 317、40カラットです😱

 

とにかく 数年前アメリカのNBMの選手がつけていた2カラットのピアスでも「すごい!」と感じたので もう317カラットは想像できない 大きさで ななななんと(子供の)握りこぶしくらいあるんです‼️

 

王冠上部の十字架には サファイアの一つ「聖エドワードのサファイア」St Edward's Sapphire とよばれる 11世紀のエドワード懺悔王の指輪(飾り冠からとの説もある)から取られた石がついています

十分な大きさなのですがざっと調べたところでは大きさがわかりませんでした💦 

 

王冠後ろ側にあるサファイアである 「スチュアートのサファイア」Stuwart Sappire でさえも 104カラットもあり スコットランドの王家スチュアート家(のちにイギリス王家となります)所有のものだったそうです😀

 

そんな104カラットものサファイアを王冠のうしろにつけるなんて いかに他の宝石がすごいかがわかりますよね‼️

 

とにかく かつての「大英帝国」はインドまでも支配して すごかったんだなぁとは こうした宝物を見ると痛感しますね

一人の国王(女王)の元に どうしようもないほど貴重な石が集まるんですよ🤣

 

カットしたあとのダイヤのクズでももらいたい気分です😂🤣

 

もう一つ印象に残ったのが 戴冠式で国王(女王)が右手に持つ王笏 ... 手に持っている宝石のいっぱいついた杖のようなものです

 

こちらにもダイヤモンド333個 ルビー31個 エメラルド16個 サファイア7個 アメジスト1個とその他の石からできていますが 圧巻なのは530.20カラットのダイヤモンド カナリンIIです👀

 

カナリンII 💎は別名「アフリカ第一の星」とも呼ばれています😅

ともかく 下々の者が町の宝石店で見る あのちっちゃな石とはワケが違うのですね‼️

 

「呪割れた」ホープダイヤモンド💎ような 持ち主を不幸にするというものもありますが

ー 興味のある人はWikipediaで調べて見てください ー

 

ロンドン塔の宝物館には そのほかにも輝くばかりの 歴代の王様や王妃の使った王冠などが展示されています💍👑💎

 

タワーブリッジに行かれた際には ぜひ ロンドン等の中の宝物をみて 夢を馳せるのもいいのではないでしょうか🇬🇧💂🏻‍♂️